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<プレスリリース>
2019年10月17日
理化学研究所
龍谷大学
名古屋大学

理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター遺伝統計学チームの矢野憲司特別研究員、田宮元チームリーダー、龍谷大学の吉田晋弥客員研究員、名古屋大学の松岡信教授らの共同研究グループは、機械学習[1]と従来の遺伝子同定法を組み合わせた手法により、イネの収量に関わる遺伝子を同定しました。
本研究成果は、イネの収量増加に貢献すると期待できます。また今後、本研究で使用した解析手法を、イネ以外の作物にも応用することが可能です。
イネの収量は、イネの丈や穂の数、穂の構造など、複数の要素により決定されます。このような複雑な要素を解析し、それに関わる遺伝子を同定するには、新しい解析手法が必要でした。
今回、共同研究グループは、日本で育成されたイネ169品種における収量に関わる遺伝子を同定するため、教師なし機械学習の一つである主成分分析とゲノムワイド関連解析(GWAS)を組み合わせた手法を開発しました。その結果、イネの収量を制御する遺伝子を同定することに成功しました。
本研究は、米国の科学雑誌『Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)』の掲載に先立ち、オンライン版(9月30日付け:日本時間10月1日)に掲載されました。

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