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  • 人工知能(AI)を活用したホウレンソウ苗移植時の良苗判定技術を開発
    ―移植後の生育も含めた苗の良否判定により植物工場の収穫量を17%増大―

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国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は「人工知能技術適用によるスマート社会の実現」事業に取り組んでおり、その一環として(株)ファームシップとパイマテリアルデザイン(株)は、人工知能(AI)を活用した、ホウレンソウ苗移植時の良苗判定技術を開発しました。本技術を植物工場で実験し、収穫量を17%増大できることを検証しました。

従来植物工場では、苗の良否判定を作業者の主観に頼っており、低い精度の選別しかできませんでした。本技術は、ホウレンソウ苗の画像から高さ、幅、重さの寸法を推定するAIと、その推定値から順調に育つ苗を推定するAIの二つのAIモデルで、移植後の生育の可能性も含め良否を判定します。移植時に正常苗を適切に選別でき、収穫量の増加、さらには植物工場の生産性を高められます。

今後、(株)ファームシップとパイマテリアルデザイン(株)は、本技術の精度の向上を検証するほか、移植苗の収穫時の重量を含めた栽培データの蓄積を進め、高度な判定と移植作業の自動化を目指します。さらに、本事業の一環で開発した需要や重量予測技術、生育制御技術などと組み合わせ、フードロス削減につながる高精度な需給調整システムの実現を目指します。

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