AI and Society

経済産業省では、昨年度に引き続き、実践的なAI実装スキルを持つ人材の育成を行う「課題解決型AI人材育成事業(AI Quest)」において作成した、AI人材育成用「AI Questデータ付き教材」について、教育機関・企業等に対する提供を開始します。

1.課題解決型AI人材育成事業(AI Quest)について
経済産業省では、AI人材育成における講師不足の問題等を解決するため、講師に依存するような形ではなく、参加者同士の学び合いによる拡大生産性のある育成プログラムの確立を目指し、課題解決型AI人材育成事業(AI Quest)を実施しました。

AI Questの取組として、企業のAI活用におけるニーズを調査し優先的に導入を進めるべき業種・工程(以下、「優先領域」)を明らかにした上で、優先領域をテーマに、「AI Questデータ付き教材」を作成しました。

2.AI Questデータ付き教材の提供について
AI Questデータ付き教材は、実践的なスキルを持つ人材を育成するため、プログラミングやAIによるモデル構築にとどまらず、実際の企業のAI実装を疑似経験学習できる内容としています。

2021年度のAI Questにおいては、昨年度に引き続き、新たに以下の3テーマの教材を作成しました。さらに、各教材共通で必要となる、①AI導入テーマの選定、②プロジェクトマネジメント、③システム実装、について学べる補助教材を新たに作成しました。昨年度から提供している教材8テーマを含む合計11テーマの教材を提供します。なお、昨年度の教材提供では、18の自治体や教育機関、民間企業等で教材を利用されました。

テーマ1:製造業における工数予測
印刷会社で、生産部門担当者が生産計画作成のために手作業で行っている工数予測を、AIで代替するための検討を実施

テーマ2:製造業における不良個所自動検出
木材製造業者で、製造部門の加工後の検査担当者が行う目視での外観検査の不良判定を、AIで代替するための検討を実施

テーマ3:製造業における予知保全
自動車部品製造企業で、工場内の修理担当が都度対応している故障修理業務を、AIによって予知・事前修理するための検討を実施

詳細はこちらをご覧ください。

jp
AI and Society
0